10/10/2000 by Shigeyuki Seko
1) GCC のダウンロード
まず Palmware を作る為にはコンパイラが必要です。以下のPalmware開発用のGCCはフリーで入手できますので趣味でソフトを作る我々にとっては大変助かります。(開発者に感謝!)
Win32gcc は以下のサイトからダウンロードできます。
Win32sdk30 は以下からダウンロードできます。
もしリンクが切れている場合はhttp://www.palmos.com/のDevelopersのサイトからSDKでSearchしてPalm OS SDK 3.0を探してください。2) GCC のインストール
ダウンロードしたファイルを Windows にインストールします。基本的にはインストーラーが自動的にインストールを行いますので比較的楽です。
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- win32gcc050-1 の中にある Setup.exe をダブルクリックして起動します。
- 質問に答えていけばインストール完了です。
インストール中にファイルが見つからないというメッセージが出る事があります。GCC のファイルは win32gcc050-1 〜 win32gcc050-9 のそれぞれのフォルダーに分かれて入っている為ですので適切なフォルダー名を入力して下さい。3) PalmOS 3.0
PalmOS 3.0 の機能を使うためには開発環境をアップグレードする必要があります。以下にその方法をまとめます。
- インストール完了後、m68k-palmos-coff フォルダーを開きます。
- include フォルダーを開きます。
- include フォルダーの中にある PalmOS フォルダーの名前を PalmOS_old 等に変更します。
- ”GCC のダウンロード”でダウンロードしたwinsdk30.zip を解凍します。
- winsdk30 フォルダーにある Incs フォルダーをフォルダーごと上記 include フォルダーの中にコピーします。
- Incs フォルダーの名前を PalmOS に変えます。
4) 仕上げ
コンパイラーが使用する作業用のディレクトリ tmp と自作 Palmware のソースを入れておくフォルダー data を作成します。
- インストールしたハードディスクのルートに tmp というディレクトリーを作ります。
- インストールしたディレクトリに data というディレクトリーを作ります。
5) ディレクトリ構造
以上、正常にインストール作業が完了すると以下のようなディレクトリ構造となっていると思います。
C ドライブの gcc というディレクトリーにインストールした場合
さぁ、これで開発環境ができあがりました。